【簿記2級】間違えやすいポイントまとめ
今回は、仕事内容紹介ではなく特別編です。
第151回日商簿記検定2級試験合格に向け、こつこつ手元にメモっていた、問題で間違えやすいポイントを公開します。
僕はこのポイントを抑えていたお陰か(?)、無事1発合格できました。
受験予定の方、初学者の方や、試験前の最終確認に役立てていただければと思います。
長いので、気になるところだけ見て下さい。
※下記知識は、痒い所に手が届く系の、重要ですが細かいものが多いです。
本来は、全体像をきちんと理解した上で知っておくべき知識です。
僕が全体像を理解する上で使ったテキストも、
巻末にご紹介しておきますので、そちらも参考にして下さい。
商業簿記
全般
・会計期間
1月始まりの問題もあるので注意。
・手数料の扱い
手形であれ、株式であれ、その勘定に含める。
特に手形は、受取手形が不渡手形になったとき、
手形の額面が受取手形から変わらなそうな気がするが、
手数料分高くなるので注意。
資産
・売上取り消し処理
商品の売り上げ分として現金を受け取っていたが、出荷漏れがあった場合、
売上を取り消すのは良いが、相手勘定は現金ではなく前受金となる点に注意。
なぜなら、現金を返金しているわけではないため。
売り上げたと思って記帳した仕訳 :現金/売上
実際の状況を反映したあるべき仕訳 :現金/前受金
よって、修正仕訳(売上取り消し処理):売上/前受金
・仕入割引
仕訳は以下となる。
早めに払うことにより、銀行の利息相当分を
割り引いてもらう意味合い。
その分、当座預金からの支払い分が減る。
P/Lの営業外収益。
・売上割引
P/Lの営業外費用。
・売上割戻
当期分に対しては売上/売掛金(逆仕訳)
・関係会社株式
子会社も関連会社も、B/Sではこの勘定名となる。
・荷為替手形
問題例:売上A円の8掛けの荷為替を取り組み、
割引料B円を差し引き、残額を当座預金とした。
仕訳は以下となる。
当座預金 A×0.8-B / 売上高 A
手形売却損 B
売掛金 A×0.2
・割賦販売
割賦購入などで手形購入した固定資産は、
購入金額が取得価額となる。支払額は手形額である。
支払額(手形額)と取得価額との差は、手形払いの場合、
前払費用or長期前払費用となる。
(前払費用か長期前払費用かは、手形の支払い完了が
期首から1年以内か1年より後かによって決まる)