ゆるふわコンサルタントの日常

設計エンジニアから業務コンサルタントに転職、その経験談や仕事術を綴ります。

目標を立てる上でのポイント

 

f:id:T14764:20190420131602j:plain

 

業務コンサルタントのT(@T14764)です。

 

4月は期初という会社も多く、今後半年や1年の目標を立てる時期です。僕も今会社で半年目標を立てているのですが、ブログに書けば一石二鳥なんじゃないかと思い、今回は目標について書いてみます。本当は自己紹介も兼ねて僕の目標を書きたかったのですが、その前に、コンサルになってから目標の立て方を学んだことを思い出したので、それについてまずは解説します。

目標を立てる上でのポイントとして3つにまとめてみました。それぞれなぜ大事なのかも書いていきます。

 

目次

 

1. 未来から逆算する

そもそもなぜ目標を立てるのか。それは、未来にこうなりたいという理想像があるからです。きちんとその未来に繋がるように、未来から逆算して直近の目標を立てることが重要になります。逆算のポイントは、その目標がちゃんと未来に繋がるかどうかを考えることです。

「未来」がいつを指しているのかは、人によって、またタイミングによって色々ありますが、その時期によって今何をすべきかが大きく変わってきます。理想に近づくためにも、その目標がきちんとそれに繋がるのかを検証することが重要です。

人は現在できることを起点に未来を考えてしまいやすいですが、そうしてしまうと今の延長上の自分にしかなれず、目標達成できない可能性が高くなり、理想も低くなりがちです。あくまでなりたい未来から逆算し、その目標がそこにちゃんと繋がるかを考えて目標を立てることがポイントです。

僕はコンサルになる時に、そんな風に考えて転職しました。前職であるエンジニアを起点に将来を考えると、エンジニアのまま業界をずらすか、技術分野をずらすか、くらいだったと思います。

でも、僕は将来、経営者になりたいと考えていたので、そのためにはどうすれば良いか、という視点で転職先を考えました。そうした時に、自分に足りていないのは経営的視点や問題解決力だと考えました。じゃあそうしたスキルを付けられるものは何かと考えた時に、候補に挙がったのが現在の経営コンサルタントだったということです。結果的には、エンジニアの経験を活かせる製造業専門の経営コンサルタントになりました。

このようにして、現在のことは一旦忘れて、なりたい未来から逆算して目標を立てることで、何者にでもなれる可能性がありますし、理想に近づきやすくなるんだと思います。

 

2. 今よりも少し頑張りが必要なものにする

2つ目は、今よりも少し頑張りが必要なストレッチ目標にすることです。これは、理想を実現する上で自分の成長も必要な場合に特に大事です。一言で言うと、チャレンジしてみましょう、ということです。

ちょうど以下の本を読んでいたのですが、少しチャレンジングな目標を立てて頑張っているときは、「フロー」という超集中状態になり、高い成果が出しやすいそうです。この時の目標は、簡単でも、難しすぎてもダメで、あくまで少し難しいものであると良いのだそうです。

 

 

人は基本的に怠けたい生き物なので、頑張ることに対して不安を感じやすいです。ですがそこはぐっと我慢して、困難があることも受け入れた上で、自分の成長のためと思ってチャレンジングな目標を立ててみましょう。この時にオススメの心持ちは、目標を「立てる」ではなく「立ててみる」と捉えることです。試しにやってみるという気持ちでストレッチ目標を立てれば、大分気が楽になります。

それに、結果的に失敗したとても大丈夫です、死にませんから。立ててみたら案外どうやったら達成できるか考えるものですし、意外に何とかなったりします。エイヤーで、ちょっと難しめの目標を立ててみましょう。

僕はコンサルになってから、この目標の立て方を実践しています。コンサルは、営業の様に売上や受注の予算目標があるのですが、その目標は半期ごとに少しずつ高くしますし、スキルの目標も同様です。そうすることで、会社も自身も成長していくことができます。もちろんゆるふわの僕にとっては、結構しんどいですが・・・。でもそうしないと、長い目で見た時に会社も自分もジリ貧になっていくので、生き残るためには仕方が無いと思って前向きに頑張るようにしています^^;。

 

3. 定量的で具体的にする

3つ目は、定量的で具体的にすることです。これが一番難しいのではないかなと思っています。

当たり前ですが、目標は未来の話なので、どうしても漠然とした定性的なものになりがちです。でもそれだと、今後具体的に何をすれば良いのか分からないので、結局何もしない、何も変わらないことになってしまいます。地図無しに、想像上の目的地に向かう様なものです。

一方、定量的で具体的な目標を立てることで、今から具体的に何をすれば良いのかが分かります。また、それを続けていき、どうなれば目標達成なのかが明確なので、行動しやすいし先も見えるので安心します。つまりは、「行動目標」を立てると良いです、ということですね。

例えば、「ビジネスレベルの英語を習得する」という目標を立てたとします。このままでは、具体的に何をすれば良いのか分かりませんよね。ですので色々と自問自答してみて、定量的な目標にしていきます。

「いつまでに習得が必要なのか?半年後には海外出張するから、それまで?」

「ビジネスレベルの英語ってどんなレベルの英語なのか?TOEICで言うと何点?600点くらいかな。」

「じゃあTOEICで600点取れたらビジネスで通用するのか?TOEICはリスニングとリーディング能力のみ測定する試験なので、スピーキングやライティング能力は付かないのではないか?」

「とすると、他にはスピーキング能力を鍛えるために英会話教室に行く必要があるし、ライティング能力を鍛えるために海外の人と英文メールをやり取りする必要があるな。毎週英会話教室に行くことと、SNSで海外の友達を見つけて毎日1回はメッセージを送ってみよう。」

こんな感じですね。その結果、「ビジネスレベルの英語を習得する」という漠然とした目標から、「半年以内に、TOEIC600点取得」「毎週英会話教室に通う」「SNSで海外の友達を見つけて毎日1回はメッセージを送る」という、定量的で具体的な行動目標になります。ここまで来れば、あとはTOEICの勉強をするなり、英会話教室に申し込むなり、具体的な行動に移す事ができます。

分かりやすい英語で例を挙げたので、そんなことすでにやっているよと思われるかも知れません。ですが、こと経験した事の無い事や知らない分野の事に関して目標を立てる時には、具体的に考えるのは意外に難しいというのが僕の実感です。コンサルは未知の会社の目的を達成するために、計画と具体的な目標を立てる事が多く、そういう時に実感します。漠然とした目標にならない様に、いつも苦しみながら楽しみながら頭をひねっています。

 

 

まとめ

以上、目標を立てる上で僕が大事にしているポイントを3つご紹介しました。

 

  1. 未来から逆算する
  2. 今より少し頑張りが必要なものにする
  3. 定量的で具体的にする

 

公私問わず、目標を立てる機会は多いと思いますので、参考にしていただければ嬉しいです。(ブログなり、貯金なり、結婚なり・・・)

 

次回はこの考え方をベースにして考えた、僕自身の今後の目標を発表してみたいと思います。発表と言うと大げさですが、自己紹介の一種と思って、気軽に読んでもらえると嬉しいです。

 

では、また次回。